体験レポート

#日帰り#アクティビティ#自然#一人旅#友達

雄大な自然と歴史を感じる「万世大路スノーシュー」

2023.1.16

スノーシューで旧街道をトレッキング。廃トンネルにできた『氷の神殿』を見に行く、往復約1時間半の雪と氷のアクティビティを体験してきました!

廃トンネルにできた巨大な氷柱「氷の神殿」

スノーシューを初体験

スノーシュー

そもそもスノーシューとは?から始まったこの旅(笑)

スノーシューとは、雪の上を効率よく歩くための道具で、ブーツをはいた上に装着して接地面積が広くすることで、足が雪に埋まらずに歩けるようになります。深い雪の上を歩く際には、歩行スピードも上がり、疲労を軽減してくれるとっても便利な道具なんですよ!

今回はこのスノーシューを履いて雪道をずんずん進んでいきます。

万世大路(ばんせいたいろ)について

三つのルートと万世大路

福島と米沢(山形県)を結ぶ道は、伊達政宗が開いたといわれる米沢街道の往来の不便さから、明治9年に山形県令三島通庸の発令による、延長870mの日本初の長大トンネル「栗子山隧道(ずいどう)」など異例の大規模工事を含め、栗子峠を越える新道として開発が始まり、明治14年には全線が開通しました。

※隧道(ずいどう)=トンネル

開通式には明治天皇をお迎えして、「萬世ノ永キニ渡リ人々ニ愛サレル道トナレ」という願いをこめて「万世大路(ばんせいたいろ)」と命名されました。

昭和12年当時の二ツ小屋隧道(トンネル)

昭和に入り車の通行が可能なように拡幅され、さらに第二次世界大戦後には一級国道13号に指定された後、冬季閉鎖の解消と増加する交通量に対応するため、昭和41年には東西の栗子トンネルの完成とともに県境付近の経路が大きく変わり「栗子ハイウェイ」と称される現在の道路となりました。

「二ツ小屋隧道」を目指してトレッキング

巨大な氷柱に埋め尽くされる東栗子トンネル

「万世大路スノーシュー」では、現在の国道13号線 東栗子トンネル付近から、管理用通路を経由し万世大路を歩いて、昭和初期の改修でモダンな門柱が特徴的な「二ツ小屋隧道」を目指します。

スノーシューを履きながら雪道を歩く
二ツ小屋隧道坑口

ついにご対面!美しすぎる「氷の神殿」

ここまで約1.5kmの道のりをスノーシューで歩いてきましたが、ついにトンネル内に潜入です。

隧道内は一部が崩落し、雪解け水がトンネル内に幻想的な氷柱をつくっており、美しい「氷の神殿」が見られます。何とかしてこの光景を写真に収めようと、ライトで照らして撮影したりして大盛り上がりでした!

※降雪や気温などの天候条件により、氷柱が見られない場合もございます。

トンネル内の巨大な氷柱
大迫力の氷柱に感動

今回のツアーではガイドさんがスノーシューの履き方から歩き方までレクチャーして、一緒に歩いてくれるので、初めての私でも安心して参加できました。ただ、ツアー中は常に雪道や外の道を歩くので大変身体が冷えてしまいます。重ね着をしたり、カイロやあたたかいドリンクを持っていくのがおすすめですよ。

明治時代から近代を経て、現代を結ぶ街道の歴史と自然が生んだ神秘を感じるスノーシューにぜひ体験してみてください!

個人で万世大路・二ツ小屋隧道を訪問される方へ

万世大路ならびに二ツ小屋隧道の注意事項等をまとめました。管理者不在の場所なので、末永く多くの方が楽しめるよう下記リンク先をご覧いただいて、注意事項を順守の上でご来訪ください。

万世大路・二ツ小屋隧道について

チェック

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